上方落語の演目に「高津の冨」がある。好きな演目の一つである
素寒貧の男が、見栄を張りなけなしの銭をはたいて富くじを買い
一等賞を当てるという、誠にめでたい話である
実は小生、この度一等と三等を同時に引き当てた
そんなことをこの場で言って大丈夫なのか?だって
きみぃ、そんなにケツの穴の小さいことを言っているから運に見放されるのだよ
ホラ話じゃないかって?馬鹿だなぁ、当選した宝くじは会社で社員に披露したよ
もちろん、お金を貸すのは断るよ。絶対にね
あっ、ジャンボ宝くじでは無いからね
あんなものは滅多に買わないよ
今回のクジは、ランドリーキッチンと云う名のクリーニング屋さんが発行したやつ
クリーニングを出す度に1枚のくじを無料で貰えるのだよ
毎月、一等は一人だけ。賞金金額は現金で千円
三等は10人だったかな、15人だったかな?五百円分のクリーニング券
いゃあ、当たり券を持って行った時のおばちゃんの驚くこと、驚くこと
その場で、客に対する目から、尊敬の眼差しへと変わっていったんよ
女の人は露骨やねぇ
惚れられたかも知んない
さらに驚くべきことに、翌日新たなクリーニングをお店に出しに行くと
前日とは違うおばちゃんが「横田さん、凄いですね~」やて
いやいやいや、照れちゃうよ
運が良かっただけさ、まぁ、運も実力の内だがねぇ!