次男が大学に合格した
まぁ、小生の血を引いているからには不合格は無かろう
一般入試が終わったその日に「浪人は認めん」と申し付けた
本当は、不合格の際は切腹を申し付けると云いたかったが
実際に切腹されても困るので「浪人は認めん」に留め置いた
入学金を払込に行く際には、次男を同行した
別に銀行に行く途中に引ったくりに用心してでは無いんよね
引ったくり犯の四人や五人、軽く片手で成敗してやるわ
次男を同行する真意は・・・・ズバリ
君にはこれだけの金が掛かっているので勉学に励みなさい
良い友人を作りなさい。これが言いたかったのである
何しろ、勉学は未来への投資
良友は現在の財産だからね向かった先はりそな銀行
銀行に入れば、振込用紙とお金は次男に渡し
小生はソファーで待機する
暫くして、次男が慈父(小生のこと)の元へ戻ってきたので
慈父、右手をすっと差し出し、何百円かのおつりを要求
次男曰く「1,300円足りなかったよ。自分の財布を持って来てホンマ良かったよ」
小生「いや、1,300円はかえす」と言うと
次男「これぐらいは自分で出すよ」と宣う
ここで、1,300円を返さねば、将来何かの折に
「入学金の共同負担者」と言われるやも知れぬ。断乎として受取らせる
クワバラ、クワバラ、桑原和男である